アルギニンの効果

アルギニンの効果をいろいろと紹介してきましたが、その多機能さ故に効果を覚えきれない・追い切れないという人もいるかと思います。そこで、アルギニンの効果・効能についてまとめてみます。

 

●成長ホルモン促進作用
アルギニンの特徴的な作用であり他の栄養素で代えの効かない重要な働きの一つです。年齢にかかわらず成長ホルモンの自然分泌を促進するため、成長期により身長を伸ばしたい人から、成人以降に筋肉を増強したい人、歳に負けない健康な体を作りたい人まで広く役立てられます。

 

●血流促進作用
これもアルギニンの代表的な働きです。アルギニンが生成する一酸化窒素が血管を押し広げ、血流量を増加させます。これには様々な健康上のメリットがあり、冷え性・血流障害の改善から、筋肉疲労の回復、肩こり・首こりの解消、男性機能向上、女性の不妊改善など、非常に幅広い効果が期待できます。

 

●肝臓での解毒作用
肝臓におけるアンモニア分解のためのオルニチンサイクルが働くために必要な栄養素の一つです。したがって、アルギニンが存在することで人間はアンモニアの害から免れていると言えます。

 

●美容効果
アルギニンはコラーゲン生成に関わるほか、血流促進作用は健康な皮膚を作り保つために重要な働きです。

 

このように、老若男女誰にとっても重要な栄養素がアルギニンです。多機能で重要な栄養素ながら不足しがちな栄養素でもあるため、意識して摂取するよう努めたいものです。

 

アルギニンの副作用

 

アルギニンはアミノ酸の一種であり、他のアミノ酸と同じくカロリー源として消費されるため、摂取許容量がかなり多いですし副作用もあまり耳にしません。安全性は高い栄養素といって差し支えないでしょう。ただし、アルギニンはその働きの特異性から、アルギニン単体を極端に多く摂取してしまうとやや重篤な副作用をもたらすことがあると知られています。サプリメントを利用するにしても余程常識を外れた摂取の仕方をしない限りはまず安全ですが、過剰摂取による害があることは知っておかなければなりません。

 

まず、アルギニン特有の副作用として、成長ホルモンの過剰分泌による害が挙げられます。成長ホルモンは成長期の身体的成長に関わることはもちろん、それ以降も筋肉増強や性ホルモン分泌に関わる重要なホルモンですが、特に思春期にあまりに過剰な成長ホルモンが分泌され続けると、巨人症のような成長以上を引き起こす可能性があることがわかっています。

 

また、中和されていないアルギニンは強アルカリ性であるため、クエン酸などで中和せずに飲むと消化器を痛めることがわかっています。そしてあまりに過剰摂取が過ぎると、中和済みのアルギニンでも胃腸障害が引き起こされるという報告があります。

 

いずれにしても、用法・用量を無視して極端な過剰摂取を続けた場合に起こる副作用ですので、通常はアルギニンの副作用について気にする必要はありませんが、たくさん飲んだからといってその分効くわけではない、ということは頭に入れておきましょう。