褥瘡予防にアルギニン

怪我や病気で寝たきりになったり、あるいは車いす生活などをするようになると、大きな問題となるのが褥瘡です。床ずれと言った方が通りがいいかもしれません。床ずれという呼ばれ方からあまり深刻な問題と認識されにくい褥瘡ですが、その実態は決して軽いものではなく、非常に重大な健康被害をもたらします。何せ、褥瘡が深刻化すると皮膚が完全に壊死して穴が開いてしまうのです。そのため、褥瘡の発生や進行の予防には十分な対処が必要となります。そして、そのためにアルギニンは欠かせない栄養素なのです。

 

褥瘡の直接の原因は、患部の血流不全に他なりません。寝たきりや車いす生活では、体重がかかる部位が固定されるため、体重がかかる特定の部位の血流が極端に減少し、やがて細胞の生命維持に必要な酸素・栄養素の供給が滞って壊死してしまうのです。ですから根本的な予防のためには、寝返りをうったり立ち上がったりすることが必要です。しかしながらそのようなことをできない健康状態の人が褥瘡を患うわけです。そこで、血流促進作用のあるアルギニンの摂取が重要になるのです。アルギニンは一酸化窒素を発生させて血管を拡張させるため、体重がかかって血流が減少している部位に、ある程度ながら血流を回復させてくれるのです。

 

褥瘡を患うような健康状態の人はできることが限られるため、単に飲むだけで行える対策であるアルギニン摂取は真っ先に行うべき褥瘡対策と言えます。