高血圧を下げるアルギニン

アルギニンは人間の生命維持のために必須の栄養素であるため、誰にとっても必要な栄養素ですが、特に健康リスクを抱える人にとっては重要性の高いものです。そしてアルギニンを摂取すべきリスク因子保有者として高血圧が挙げられます。高血圧はよほど悪化しない限り自覚症状に乏しいため軽視してしまいがちですが、高血圧を放置するとどんどん血管が劣化していくため、合併症を引き起こす前に対処しなければなりません。そして、その第一歩としてアルギニン摂取が手軽かつ効果的です。

 

そもそも高血圧とはどんな状態なのでしょうか?高血圧とは血液が血管壁に強い圧力をもたらしている状態であり、血管に対して血液のかさが過剰か、血管内部が狭くなっているかのどちらかによって起こります。前者は塩分過剰により血液中の塩分量も増え、塩分濃度を一定に保つために水分の量も多くなり、結果的に血液の体積が増えて血圧が上昇すると言われています。後者はもちろん、動脈硬化によるものです。

 

そして、アルギニンは一酸化窒素を生み出すことで血管壁内の平滑筋を弛緩させ、血管を広げる働きがあります。したがって、直接的かつ確実に血圧を低下させる働きがあるのです。この作用はもちろん一時的なものではありますが、毎日継続的にアルギニンを摂取すれば血圧を常に低い状態に保てますし、一時的だろうと永続的だろうと、血圧が低い状態を作ることは血管壁の保護のために重要です。何より、食事の塩分制限よりはアルギニンを飲むだけの対策の方が楽ですから、きっと長く続けられることでしょう。