アルギニンとリジンがヘルペスに効く?

比較的高頻度に発生する皮膚・粘膜の疾患としてヘルペスがあります。性器ヘルペスが有名なことから、いかにも性病や不潔な病気などというイメージを持つ人もいますが、原因となる単純ヘルペスウイルスは人間の生活環境内に普通に存在するごくありふれたウイルスなのです。健康的な免疫力を持つ限りは感染することがありませんが、免疫力が低下すると感染することのある日和見感染症の一種です。ですので、ヘルペスにならないためには免疫力を高く保つことこそが重要であり、その鍵を握るのがアルギニンとリジンです。

 

アルギニンとリジンはどちらもアミノ酸の一種で、そしてどちらも免疫機構に関わる働きを持っています。ヘルペスに関してはアルギニンとリジンのバランスが重要であり、両方とも不足すると免疫力が低下するためヘルペスに限らず感染症リスクが高まりますが、アルギニンだけ十分に摂取してもリジンが不足するとヘルペスの感染リスクは全く低減しません。アルギニンの保持量がリジンよりも多い体内環境はヘルペスに対して脆弱であることが知られており、ヘルペスに関して言えばリジンを意識的に摂取することが重要です。とはいえ、アルギニンは必要量を満たしにくいアミノ酸であるため、アルギニンの意識的な摂取もまた重要です。

 

アルギニンやシトルリンなど、一部の多機能なアミノ酸は単体での健康効果がよく取り上げられますが、基本的にアミノ酸はどれもバランスが重要です。ヘルペスの予防に関してはアルギニンとリジンを両方ともバランスよく摂取することが求められます。